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2015年9月8日火曜日

病とは、香りとは 「第22回専門セミナー〜アロマテラピーと一次予防を考える〜」


9月に入り、新学期がスタート。
夏休み気分を引きずりつつも、気持ちを引き締めて「AEAJ専門セミナー」へ。


今年のテーマは、「アロマテラピーと一次予防を考える〜うつとアロマテラピー〜」。
医学部、医療保険学部の教授陣から最新の研究報告を拝聴する貴重な機会。



ここ数年で医療分野、介護分野とぐっと距離が縮まった香りの世界。
しかしながら、マスコミ等が誇張に近い表現で世に広める動きを制止するため
研究をすすめる各専門家たちは、より慎重に動いている。




「アロマ薫る◯◯」「消臭用・香る〜」
CMや陳列棚がそんな言葉で溢れかえっている今
何を持ち、大切なことをどれだけ伝えていけるのか。

一度ついたイメージは根強い。
日本における精油やアロマテラピー(セラピー)の位置づけは揺れ動き
どこへ進むべきか、何を成すべきか、それぞれが足踏みをしている。


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様々なストレスを生み出す現代社会において
香りが果たす役割は大きい

この進歩した現代科学をもってしても
未だ解明されない部分が多い 香りの世界

その人知の及ばない世界に
なんとかして手を伸ばし
恩恵にあずかろうとしている私たち

ひとつはっきり感じたのは
強力な効能を持つ医薬には出来ない
「癒し」という仕事が
植物の香りには出来る、ということ

たかが癒し、されど

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成分分析、臨床に基づく膨大な研究データに関する説明の一方で
「病は治療のみではない」
きっぱり述べられた言葉が胸に残る。


アロマセラピーの、その先へ。
自分のなかに新たな捉え方が
またひとつ、生まれつつある



2015年2月26日木曜日

アロマフェスタ2015

 木々の蕾がふくらみ始め、雨と共に春の足音が聴こえてくるような休日。
 レッスンで使用する精油と関連製品の買い付けに、所属する協会が年に一度主催する「アロマフェスタ」へ出掛けてきました。

 いつも書いているのですが(笑)何より人混みが苦手。
 なので、大阪でのイベントやセミナーに参加する当日の朝は気が重い。。。のですが、今回はアロマスクール時代の仲間たちと「モーニング女子会」なるものがあったため、ちょっとウキウキして出発しました。


 会うのは昨年のアロマフェスタ以来。
 住んでいる場所も、やっていることも、ライフスタイルも少しずつ違う為、こんな風に集える機会はとても貴重。
 朝のカフェで時間を忘れて、仕事のこと 家族のこと 生活のこと…話に花が咲きました。



 あっという間に開場の時間になり、いざ出陣。会員向けのイベントですが、セール会場へは招待状を持つ一般の方々も入場出来るため、もう人だかり。
 あぁ〜 ちゃんと買い物できるかなぁ。待ち合わせをして、それぞれのお目当てのブースをまわります。


 まずは愛用する「プリマヴェラ」「ラ・フロリーナ」の精油売り場をチェック。ずらりと並ぶ人たちの隙間から、目的の製品があるか必死で探します。
 
 その他の場所も、精油だけでなく、専門誌のバックナンバーが並んでいたりして面白い。初めて覗くメーカーさんのブースでは、興味深い書籍を発見!今後の勉強用に、思い切って購入しました。


 そして、普段よりお世話になっている「Yuica」の「正プラス」さんブースへ。
 精油原料となるクロモジ等の木々が活き活きとディスプレイされているのは、自然の生態系に配慮しながら国内で「ものづくり」を行っているここならでは。
 スタッフの方々もお元気そうで、今後の事業展開や 現地の雪山の様子(笑)などを楽しくお聞きし、こんな風に良いつながりが出来たことを嬉しく思います。

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 買い付けをきっちり(何とか?)予算内に収め、セール会場を出てお隣のセミナー会場へ。ランチタイムは、ホテルメイドのランチボックスと、この日ためにブレンドされたというハーブティーとともに。



 セミナー前半は、「現代医療と自然療法の融合」というテーマで、ハーブを日々の診療に活用されている内科医の先生のお話。
 
 「ハーブとは何か」という定義から始まり、症状に応じた対処法まで、分かりやすく具体的に話されていました。医院と薬局との連携があるように、これからは医院とハーブショップ・アロマショップとの連携がなされてゆく可能性も充分にある。そしてハーブや精油に関する正しい知識を患者さまに伝える人材が必要不可欠になってゆくだろう…。
 
 従来の「美容」「健康」の用途に加え「予防」という観念が広まってゆく。
 アロマやハーブの持つ役割が広がりを持ちつつある今、従事者である私たちの未来は、自分たちで切り拓くのだといわれている気がしました。


 後半は、この道を歩んでいる人で知らない人はいないであろう「佐々木薫」さん。
 「生活の木」のゼネラルマネージャーであることで有名ですが、アロマ・ハーブ関連の著書は数えきれないくらい。

 数年前、神戸国際会館で行われた佐々木さんのセミナーを聴講したことがあるのですが、今回は更に内容を膨らませた聞き応えのあるものでした。
 「ルーツを探るのが好き」という性格が、今のライフワークにつながっている。原産地・原料を巡る旅のお話とともに、「どのようにアロマやハーブを生活に取り入れてゆくのか」という専門家ならではの具体的な提案まで。

 「アロマ生活を愉しむためのエッセンス」が散りばめられた素敵なスピーチ。いつもは時間の都合で最後まで聴けないセミナーも、今回は途中で退席するのが惜しくて、ぎりぎりまで拝聴しメモを取りました。
 

 これから先、私に何が出来るだろう。
 自分のために、家族のために、大切な人たちのために。
 そして「いま」出来ることは何だろう…?

 この日は、それぞれの場所で 新しいことにチャレンジし続ける同期の友人たちに、勇気と元気をもらいました。ありがとう!

 大人になっても、子どもの頃のように、ずっとワクワクしていたい。
 それがきっと、未来へ向かい今を大切に生きることに つながってゆくから。

2014年9月9日火曜日

スペシャリストとしての姿勢〜「アロマテラピーと一次予防を考える」AEAJ専門セミナー参加〜


 所属する日本アロマ環境協会(AEAJ)の主催する専門セミナーへ行ってきました。専門的な「いま」の情報が聴ける年一回のセミナーには毎年必ず参加しています。
 なので超苦手な(笑)人混みを我慢して、残暑厳しいなか大阪へ。開催21回目となる今回は、特に今注目を浴びている先生方が講演されるとあって、いつにも増してたくさんの聴講者。
 先月東京で開催された際には1000名、大阪でも700名を超えているとか。たしか定員は600名のはず。。。早めに申し込んでおいてよかった〜。

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 前半は、「精油の香りによる自律神経と生理機能の変化」をテーマに大阪大学名誉教授の永井克也先生による講演。「アロマテラピーは偽薬(Placebo)効果によるものであり、信じるから効くのだ」とのご自身の概念が、研究により大きく変化したという内容を具体的事例と共に発表されました。
 確かにスピリチュアルに捉えられることも多い「香り」の効能ですが、それは本能と密接に関わり、私たちの生体に影響を及ぼすことが多いからこそなのでしょう。
 
 ご存知の方も多い「グレープフルーツの香りはダイエットによい」「ラベンダーの香りはよく眠れる」などの事例を科学的データに基づき より具体的に掘り下げた研究報告は、専門的でありながらも身近なものとして興味深く拝聴しました。
 最近よく耳にするようになった「冬期うつ病」についてや、「体内時計」と香りの匂い刺激・ヒスタミンとの関係性など貴重な話がたくさん聴けました。
 中でも「匂いの効果は休息期である夕方〜夜間の方がより期待出来る」というものは「そうなんだ!」と目からウロコの情報で感激しました。


 講演途中で「あれ?この内容、どこかで聞いたことあるような」と思いました。そして、良質な情報が気に入り定期購入しているアロマ専門誌に、同じ方による研究レポートが掲載されていたのを思い出しました。
 文字だけで頭に入れていた知識が、声と映像と共に思いがけずもう一度中に入ってきて、より理解が深まりました。

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 後半は「精油による認知症の予防」をテーマに鳥取大学医学部教授・日本認知症予防学会理事長の浦上克哉先生が講演されました。
 テレビの健康番組などに出演されとても有名な方ですが、実際に拝見した浦上先生は終始やさしく穏やかな口調で、「こんな先生が主治医だったら安心してお任せ出来るだろうな」といった印象を受けました。


 知っているようできちんと知らない「認知症」。それには色々な種類と症状があり、「アルツハイマー型」が7割を占めることを初めて知りました。
 正常な方の「単なる物忘れ」と、認知症の方の「病気による物忘れ」の違いと見分け方。アルツハイマーはなぜ起きるのか、ということから、どのように治療していったらよいのか、という具体的な内容までを誰にでも理解しやすいよう噛み砕いて解説されました。

 嗅神経が障害されて、次に海馬(記憶を司る部分)の神経が障害されるため、
①初期で嗅神経を効果的に刺激できれば ②嗅神経の再生を促して ③認知症の予防ができる可能性が考えられる
 という研究結果に、再生機能が高いという嗅神経の凄さと香りの可能性を改めて感じました。

 また「人工的に化学合成された香りでは、同じ成分を含むものでも効果は期待出来ない」という話には大きくうなずけるものがありました。
 植物たちが生み出す「天然の香り」が持つ力は人間が作りだすものを遥かに超えているのだ、と改めて感じます。最新の技術を駆使しても、未だに光合成のメカニズムを真似することができないように。自然界の一部である私たち人間は本当に小さい。

 何のために、医療はあるのだろう?

 拝聴している途中、ふとそんなことを考えました。
 やはりそれは、自分が、家族が、大切な人たちが「生きている喜び」を実感し、「笑顔」を取り戻すためのものであって欲しい。
 そして「近代医療」の足りない部分を補う「補完医療」「代替医療」として、今後アロマテラピーが果す役割はどんどん大きくなってゆくだろう…という予感がしっかりと心の中に刻まれました。

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 今年の夏に「ピアノ&カフェコンサート」で香りの演出をさせていただきました。事前にピアニストやスタッフの方々に、どんな香りにするか 好みや希望などお伺いしたのですが「香りのことはよく分からないので、専門家にお任せします」と言われました。


 それは非常に光栄であると同時に、すべて任されるということ。準備万端で当日を迎えたものの、本番はかなりナーバスになっていました。約3時間のコンサートが無事終了した時は、心からほっとし疲れがどっと押し寄せてきました。

 でもその後、たくさんの方から嬉しいご感想をいただきました。「さりげなく香ってきて、とっても気分がよかった」「アロマって、すごくよいものですね!」「プロのブレンドは調和が違う」などなど…有り難いお言葉に感謝です。
 そして主役であるピアニストの柳瀬さんからは「良い香りって身も心も本当に癒されますね。素敵な演出をどうもありがとうございました。こんな貴重な演出はコンサートではめったに無いですよ」とのメッセージ…やらせていただいて、本当によかったと思いました。
 経験を重ねながら、程よく緊張感を楽しめるようになるのも、これからの目標です。


 香りで癒す「スペシャリスト」として学ぶことはまだまだたくさんあり
日々更新される専門的な情報と、正しい知識を持つことの重要さを感じる。
 
でもその一方で、「生活者」としての視点を忘れずに大切にしてゆきたいとも思う。
 植物から生まれた精油が持つ香りや効能の素晴らしさも、実際に使ってこそのもの。
 何を、どれだけ、どんな風に使用するとよいのか?
アロマテラピーが日々の生活に無理なく溶け込むよう、安全面にも充分考慮しながら
たくさんの方々にその魅力を伝えてゆきたい。

 このblogももうすぐ3年目に突入(はやい!)、思いを新たにした9月の始まりでした。


2014年3月14日金曜日

アロマフェスタ2014


3月とはいえ風もつめたく、春が待ち遠しいこの頃。
 年に一度行われる、所属する日本アロマ環境協会(AEAJ)主催の『アロマフェスタ』へ出掛けてきました。
 いつものことながら、苦手な人混みを我慢して大阪へ。シャトルバスに乗り会場へ到着したら、覚悟を決め、仕事用の精油を買い付けるためセール会場へ。
 早めに到着したのがよかったのか、混雑した様子はあまりなく、心からホッとする私。

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 さっそくお目当てのブースの場所を確認し、いそいそと向かいます。
 今回何よりチェックしたかったのは飛騨高山(岐阜県)に拠点を置く『正プラス』さんの和精油。数年前に誕生した日本産アロマ『yuica』というブランドは、セラピストの間でも話題になったのですが、実物をちゃんと拝見するのは初めて。


 憧れの「クロモジ(黒文字)」や「ニオイコブシ(匂辛夷)」「ヒメコマツ(姫小松)」。「ヒノキ(檜)」は木・葉・枝葉それぞれの抽出部位による香りの違いを嗅がせていただき、感動。あれと、これと…どれも欲しい!
 驚いたのはレモン精油が、水蒸気蒸留法で採油されていたこと。「肌に光毒性などの刺激成分が残る圧搾法ではないので、トリートメントにも向いていますよ」とのご説明に大きうなずく私。すごいなぁ~。

 国産の米ぬかから抽出された「ライスキャリアオイル」の、すぅっとやさしく肌に馴染み違和感なく浸透してゆく感覚も、初めての体験でした。きっと、日本人の肌に合っているのだろうな。

 専務取締役の方が富山(私の出身地)へ週一回、出張に行かれているとのことから話が弾み、関西でされているイベントなど色々と教えていただきました。
 「ちょっと待ってね」と言い、奥から取り出して見せていただいたクロモジの枝の美しさといったら!先が少し削ってあり、ふんわりとやさしく立ちのぼる香りにしばしうっとり…。


 
 「森が与えてくれる恵みと寄り添う」「日本の森の精油をつくり、人と自然を結んでくれる香りの力を日本の森から発信」するというコンセプト。間伐材や枝葉を採集して精油を抽出し、森林生態系をより豊かなものにする、という企業姿勢が何より素敵。
 パンフレットに書かれているメッセージには

 一滴の精油が、人と自然の循環を繋いでくれる。
 香りで世界を結び、心を癒す。

 これらは私がアロマテラピーを仕事として選んだ理由
 「香りに触れ、自然を感じる、人とつながる、その素晴らしさを伝えたい」
 との想いとぴたりと一致するものがあるのです。

 そして何度も読み返した本、『日本の森から生まれたアロマ』の著者である稲本正さんとお話出来たことは、私のこれからの活動の大きな励みとなりそうです。

 次回以降のレッスンやイベントに使用する精油をいくつか購入。セール価格になっているからこそのまとめ買い(笑)。すべて欲しい気持ちをぐっとこらえ、なんとか予算内に収めました。
 4月の『季節のアロマテラピーワークショップ』にもお持ちしますので、楽しみにしていてくださいね。

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 気が付くとセール会場はいつしかいっぱいに。熱気を帯びてきたので、切り上げてセミナー会場へと移動しました。
 近隣のリーガロイヤルホテルのランチBOXをいただきながら、アロマスクール時代のクラスメイトと談笑。講演が始まる前にヘッドマッサージを受けるというので、ちょっと覗かせて貰ったりもしました。


 
 午後から始まったセミナー会場は満席。金沢医科大学病院からの女性医師の方の講演を拝聴しました。
 
 よりよい人生のために、より美しく、より健康であること。
 医学的な見地は勿論ですが、女性ならではの視点からのお話はとても共感できるものがあり、また年を重ねることにより起こり得る色々な症状や不調、病気のことなど皆さん真剣に聴き入っていました。
 中でも血流・リンパや、今話題に上っている脂肪酸の種類や摂取する理想の割合などは、メディア等で取り上げられたり、勉強して知っているはずでも、「やっぱりそうなんだ」と再確認する機会となり、とても興味深かったです。

 予定もあり、帰りはバタバタとしましたが、久し振りに会う元クラスメイト達は皆それぞれ充実した毎日を送っている様子。同じ時期に共に学んだ仲間はとても貴重で、これからも大切にしてゆきたいです。
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 家族へのお土産は、大阪の地下街で見つけた、新しいお店のオーガニックドライフルーツ。美味しそうなナッツもいっぱい!阪急電車に揺られながら、収穫の多い一日に感謝し、神戸へと帰りました。


へとへとになったけど、楽しかった~

2013年9月13日金曜日

Sep. 8, 2013 * AEAJ アロマテラピー専門セミナー 参加

 
 所属する(公社)アロマ環境協会(AEAJ)主催の第20回専門セミナーへ参加をして来ました。
 苦手な人混みを我慢しつつ、大阪へ。最初は迷ってあたふたしていた私も、もう数回足を運んでいる会場へは、早めの時間に順調にたどり着きました。

 夏休みが明けてすぐ、久し振りのセミナー参加で、気持ちが引き締まります。気がつくと、広々とした会場もいつしかいっぱいに…。精油の薬理効果と心理・生理効果の二方向からの研究成果を拝聴できるとあって、参加希望数もかなりのよう。

 「新しい知識を吸収していって下さい」との開会挨拶のとおり、今回はいつにも増して専門的なお話が多く、ついていくのにやや必死(笑)でした。

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 前半は、解剖学の主任教授であり医学博士でもある方のお話。

 「香りはどのようにして脳機能を調節するか?」というテーマで、医学的なレポートを次々と伺いました。
 アロマテラピーに関係する精油成分や歴史など既存の知識の復習になる部分も多々あり、再確認しながらメモを取りました。

 アロマテラピーは『認知症』の治療に有効な選択肢と成り得る。クスリでは治療効果は出せないが、香りを嗅ぐことにより認知度を上げる事が出来る、という発表に聴き入ってしまいました。
 最新の医療技術を持ってしても無理とあきらめかけられていたことが、香りの力で可能になる…素晴らしいことです。

 それ以外にも、芸術としての日本の『香道』と療法としての『アロマ』との比較、国別に見た精油の希釈濃度の差、新技術としての『低温真空抽出法』にまつわるお話など、興味深いものがたくさんありました。

 私たちは日々様々なストレスにさらされており、病気は心と身体のバランスが崩れてしまった状態である。万一病にかかってしまった場合には、自然に還り、自然に救いの手を求めるのもよいのでは…という医療研究の最先端におられる方からの言葉が、深く心に残りました。



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 後半は、「香り・精油と女性ホルモンバランス」というテーマで、資生堂リサーチセンターの主幹研究員の方のお話でした。

 もうすぐハンドメイドコスメをテーマにワークショップを開催する予定もあるため、大手化粧品会社の最新の研究成果を、興味深く拝聴しました。
 精油が体内へ取り込まれるルートや女性ホルモンが分泌される仕組みの解説から、女性特有の悩み「不定愁訴」のお話へ。特にMDQ(月経随伴症状スコア)という質問シートを用いた研究報告は面白く、香りを適用することによって不定愁訴や冷えなどの自律神経機能の不調が改善されるという多くの女性にとっての朗報(!)をしっかりと記憶しました。

 「mind-body unity(心身一如)」
 香りはホリスティック・ケアの有力な手段であり、人の生活の質を向上させることに貢献できる

というメッセージは、私も日々伝えてゆきたいと思います。

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 香りは目で見えたり、直接触ったり出来ない分、感覚的に捉えられがちなものですが それのみでなく、今回エビデンス(臨床結果などの科学的根拠)のはっきりとした報告・医学的側面からのお話を伺うことが出来、非常に得るものの多い時間でした。
 
 香りの可能性は無限にある、そう 実感した有意義な一日でした。今後の活動にも、充分に役立てていきたいと思っています。



Melissa(メリッサ)というハーブにちなんだ名前が素敵な、会場近くのホテルブティック。
日曜日、お留守番してくれていた家族へのお土産に
ロールケーキとリーフパイを購入して帰りました。
ハーブティーと共に皆でゆったりといただきま~す…だったのですが、
ぺろりとなくなってしまいました(笑)



2013年3月8日金曜日

March 8, 2013 『香育実践セミナー』参加 report

  
 『香育』って何でしょう?

 この仕事を始めるまでは 「香り」で「教育」する、なんてちょっと不思議な発想だなぁ~と思っていました。でも何だか楽しそう…と思い、昨年秋に神戸の布引ハーブ園で行われた『香育体験イベント』に家族で出掛け、子供と一緒に色々な香り体験をさせていただきました。

 可愛らしいイラストの書かれたテキストに、簡単だけれど面白いクラフトづくり。秋晴れの空の下、親子で香りを通して楽しいひとときを共有することが出来た、とても素敵な時間でした。
 
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 もっと詳しく知りたいな~そう思っていた矢先、所属する協会主催の『香育実践セミナー』が大阪で開催されることを知り、参加をしてきました。

 『香育』を既に実践されている方々の、小学校や高校という教育機関における事例報告を拝聴したのですが、色々な方々の実際の活動例を具体的に伺う機会はとても貴重で、本当に勉強になりました。
 
 「学校では教わることの少ない“感性”や“感覚” を伝えたい」「未来を担う子供たちに香りを教えるのは、とても価値あること」 そんな想いがひしひしと伝わってくる内容のものばかりでした。

 発表者の方々のお話に耳を傾けながら、ふと
 
「センスとは、感じる力のこと」

 という言葉を思い出しました。私の好きな絵本作家さんの言葉なのですが、「感性は、体験することによってしか生まれない」ということなのだと思います。
 実際に五感を使って感じたことは、何よりもその子(人)の人生の資産となる…「体験」に勝る「先生」はいない。経験して初めて分かることって、確かにいっぱいありますよね。

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 そして、セミナー会場で配布された資料を読んでいて こんな一文が目に留まりました。
 
「香りで育む子どものこころ」

 「香り」がきっかけとなって親子のコミュニケーションが生まれ、家族に、友人に、地域に、そして未来へと拡がってゆく…。色々な可能性を秘めている『香育』を、もっと広く浸透させてゆきたいと沢山のアロマ関係者が感じているようです。

 私もその中の一人として、これから始まるAromerrierの活動において、そのエッセンスを少しずつ取り入れてゆきたいと考えています。


 
 自然に触れる機会が少なくなって来ているのは、子供も大人も同じ。身近にある「香り」を見つけに出掛けることで、何かが変わって行くかも知れませんよ。


神戸へ戻ってきて、ぽかぽか陽気に誘われちょっと寄り道。
色とりどりのお花達が「春が来たよ」と教えてくれました。

* 兵庫県公館 の正面玄関にて *






2013年2月3日日曜日

アロマフェスタ 2013

 節分の日の朝。
 南南東を向いて、無言で太巻きを頬張る家族…。
 今でこそ全国的にお馴染みの慣習になりましたが、発祥は関西地区(ですよね?)。
 学生時代に仲良くなった親友が生粋の大阪っ子。とってもチャーミングで人気者の彼女と話していたある日のこと。

 親友:あっ、明日太巻き、食べな~!
 私:…なんで?
 親友:節分だから。みんな同じ方向向いて食べるねん♪
     しかもしゃべったらあかんねん、ひとことも!
 私:…うっそだ~?! 絶対からかってる!

 当時は『恵方巻き』なんて寝耳に水で、かなりカルチャーショックだったなぁ。そんなことを楽しく思い出しながら、勿論お願い事もしっかりとしながら、もぐもぐと味わいました。
 結婚してからは、毎年我が家でも作っています。今年は、めでたく離乳食を卒業した娘の分も細巻きにして仲間入り。桜でんぶ、きゅうり、かんぴょう、しいたけ、いくら、高野豆腐と卵。厚焼き卵が上手く焼けると嬉しい。
 所変われば…ではないけれど、それぞれの風習を一緒に愉しむ人がいるのは、とってもしあわせなことだと感じます。

* * * * * * *

 そしてこの日は年に一度のアロマフェスタが大阪でありました。所属する協会の会員のつどいなのですが、アロマ関連の面白そうなセミナーや会員感謝セールがあり、前々より心待ちにしていたのです。
 乾燥が気になるこの季節。ウイルスが蔓延していそうな人混みに出掛けるので、自家製の風邪予防のスプレーをマスクにシュッシュッ。御守り代わりにバッグに忍ばせて出掛けました。

 まずはセール会場へ。
 お目当てのショップを覗いて、オーガニック精油やキャリアオイルをいくつか購入。普段なかなか手が出せないような高価なものも、かなりお安くなっていて感動!私の好きな樹木系の精油も色々あって、サンプルを くんくん。中にはあまり市場に出回っていないような、ちょっとマイナーなものも…。
 
 仲良しのセラピストさん達にも久し振りにお会いして、楽しくお喋り。皆さんタイトなスケジュールの合間を縫って来られていた中で無事遭遇!持参していた神戸土産をお渡し出来てよかった。

 お買い物の後はお隣にある、会員限定のセミナー会場へ。昨年来たときはセールのみだったけれど、今年はインストラクターとして参加できることが本当に嬉しい。
 ヒーリングコンサートを楽しみながら、ゆっくりとカフェタイム。カモミールティーと、オープンサンドイッチのお洒落なランチboxを美味しくいただきました。
 
 参加したセミナーは「生命の不思議」というタイトル。
 生物学者の方が、『嗅覚』が生物にとってどのような役割を果たしているのかを分かり易く説明してくださいました。人間は目に見えるものを重要視しがちですが、視覚や味覚に比べ、嗅覚は匂いの違いを識別する受容体(レセプター)が格段に多く、何十万種も存在する…という生物学視点からのお話は面白く、また今まで学んできたことの復習にもなりました。
 
 そしてメインテーマである『動的平衡』のお話。生命は機械仕掛けに動いているのではなく、細胞は常に入れ替わるというもの。生命を機械的・部分的に捉えるのではなく、他と関係するものや変化するものと捉える。それは絶え間なく動きバランスを保とうとする流動的なものであり、潜在的な可能性を秘めている…という内容に、とても共感するものがありました。
 人工的、化学的に合成されたものに「生きているいのち」は正直に反応する。遺伝子組み換えの食品や薬が身体に及ぼす影響も、たくさんの選択肢がある中で自分は何を選んでいくのかも、改めて考えさせられました。

”sense of wonder”

 初めて経験することにも、自然の素晴らしさに出逢った時にも、そのことに喜びを感じられる私でいたい…と思っています。



2012年10月27日土曜日

アロマテラピーボランティア勉強会 in Osaka

Oct.27, 2012

所属するAEAJが主催する、ボランティア勉強会に行ってきました。
年数回行われているこの勉強会が、今回は大阪で開催されると知り、前々から参加するのを楽しみにしていたのです。

アロマ仲間の友人二人と、早めに大阪駅で待ち合わせて会場へ。
時間があったので、同じ建物内にあったベトナムレストランでランチ。美味しい生春巻きや、シーフードのフォー、蓮茶などをいただきながら、色々とお喋り。お互いの近況報告やこれからのこと、仕事のこと、家族のことetc.・・・メールでは頻繁に連絡し合っているけれど、やっぱり直接会って話す時間は楽しい。

会場で受付を済ますと、たくさんの参加者の方達が。定員50名をゆうに超える87名の申し込みがあったとか。ボランティアというものに対する関心が高まってきているのだなぁと感じました。

まず、ボランティアについての定義や特性、心得などの説明。

そして、『身近なボランティア活動報告』と題して、実際に活動なさっているスタッフの方々のお話を伺いました。地域での活動、災害時での活動…子育て支援の一環としての具体例や、震災で被災された方々とのエピソードなども。
相手が必要としているものは何かを知ること、関わる施設スタッフとの信頼関係が大切、等々本当に勉強になりました。

休憩を挟んで、簡単なクラフト作成。折り紙で香りのコップを作り、コットンに精油を1滴。仕上げに、スタッフの方のお庭で採れたという立派なローズマリーを挿して。折り紙は子供のするものというイメージがありますが、完成するととても可愛く、どこに飾ろう?なんて嬉しくなりました。

その後は、参加者の方々との交流会。
ラベンダーのブーケをマイクに見立てて、順番に自己紹介や、今後の関わってゆきたい活動などを話し合いました。
インストラクター、セラピスト、医療従事者・・・さまざまな職種で、それぞれ関心のある分野は異なっていても、アロマテラピーを通して社会の役に立ちたい、必要としてくれる人の支えになりたいという想いは皆同じ。

私も、今すぐ!と動くことは難しいけれど、自分の出来ることがある、その時の為に少しずつ準備をしていこうと思っています。

家路へと向かう電車に揺られながら、実りある日だったなぁ、と一日を振り返りました。