2013年7月25日木曜日

夏休み ☆ Special 親子アロマワークショップ July24,2013

 夏休みに入りました。セミの声が響き、青い空には もくもくと白い雲。気温が高く日射しが強くなり、時折にわか雨…すっかり夏本番といった感じです。

 最近の子供たちは、習い事も多く、普段から忙しくスケジュールに追われています。のんびりとした私の幼少時代とは大違い(笑)
 でも、夏休みくらいはちょっと立ち止まって、自由に過ごすのも良いですよね。
 そして家族の時間が増えるこの期間に、親子で一緒に楽しく、自然の香りに触れるひとときを持っていただきたい!
 そんな思いから1日だけの小さな親子アロマイベントを開催しました。

 所属する日本アロマ環境協会(AEAJ)が推進している『香りで育む豊かな心~香育』の一環として、香りにまつわる簡単なお話と、親子でご一緒にお作りいただけるクラフト製作をしました。『香育』というと耳馴染みがあまりないかもしれませんが、自然の香りに触れることにより、自分たちを取り巻く地球環境を大切にする、豊かな感性を育んで欲しいという想いがこの活動には込められています。

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 幼稚園~小学生の親子ペアの皆さまにご参加いただきました。
 
 最初の簡単な自己紹介では、お子さんの思いつく好きな香りを教えていただいたのですが、「ぶどう」「レモン」など、フルーツの名前を挙げられる方が多かったです。

 それでは、とフレッシュ・ハーブフルーツの香りを実際に体験していただきます。


 フレッシュ・ハーブは当日の朝、ベランダに出て摘み取ったものを持参しました。
香取草』との別名もあるローズゼラニウムや、ペパーミントローズマリーユーカリなどなど。

 フレッシュ・フルーツは柑橘類を幾つか。その場で皮を剥いで、少量ずつお渡しします。

 目で見て、鼻で嗅いで、触ってくださいとお伝えすると、あちらこちらから「いい匂い~」「こっちの方が好き」との声。「すっぱい!」「キツくてつらい」(笑)などのコメントもあり、子供の感想はストレートで面白いなぁ~と思いました。

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 続いて『香り当てクイズ』。
先程体験していただいた香りの中から数種類を選び、精油を用いて何の香りか当ててもらいます。  
 「あれ?これはそっちの匂いかな」「やっぱりこっちだよ~」「えっ、こっちじゃない?」…と、お友達同士や、親子の間であれやこれやと意見が交わされます。

真剣!
じっくり考えて…
 答え合わせの時間は「あ~やっぱり!」とか「やった!当たった♪」とか、楽しく盛り上がっていました。
 
 全問正解される方も多く、私もびっくり。
 
 それぞれ香りのイメージや第一印象を話し合ったり、また時間と共に変化してゆく精油の香りなども体感されることも出来たようで、とても嬉しく思います。

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 そしていよいよ本題の、『虫除けスプレーづくり』です。
 虫除け(特に蚊)に有用な精油は色々とありますが、今回は子供たちにも作業しやすいよう数を絞って、お家の方と一緒に製作していただきました。

ぼくがやるよ~
そうっと、そうっとね
 「しっかり持っててね」「もうちょっと足そう」「1滴、2滴…」
 親子共同作業は結構真剣。
 時々、お子さんの方がリードしているような場面も…頼もしいです。




せ~の!シュッ

もうちょっと、かな?
 最初はちょっと緊張気味の面持ちだったお子さんも、仕上げにシャカシャカとシェイクする時には顔もほころび、活きいきとした表情に。

 「試しにちょっとスプレーしてみようか」と提案すると、仲良く空中に向かって勢いよくシュッ!シュッ!
  なんとも楽しい時間です。


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もっとシール~
 仕上げはオリジナルのラベルシールづくり。タイトルと日付、好きなイラストや模様を描いていただく頃にはすっかり場の雰囲気も和み、わいわいとペンやシールを手に取ります。

 そしてもうひとつ、Aromerrierからの心ばかりのプレゼントは『願いごとプレート』。七夕の短冊さながら、夏休みの目標や、したいこと、なりたい自分、名前のサイン…思い思いのことを書いて、この日体感していただいた香りの中からお好きなものを垂らしてお持ち帰りいただきます。 

 いちばん人気があった香りは、グレープフルーツ。次いでラベンダーオレンジレモンでした。
 
 完成したオリジナル・虫除けアロマスプレーは シンプルなもの、色とりどりのシールのもの、それぞれですが、どれも素敵な作品揃い。
 キラキラとした子供たちの瞳が夜空に輝く星達のようでした☆
 

午前と午後の部に分けて行ったのですが、参加者の皆さまには
お暑いなか足をお運びいただき本当に有り難うございました。

夏休み最初の楽しい思い出になったかな?
香りと共に記憶の片隅に残り、
自然界のあらゆる生物や自然環境について
思いをめぐらせるきっかけになれば嬉しいです。

素敵なこと、楽しいこと、笑顔いっぱいの夏休みになりますように!


2013年7月20日土曜日

プライベートレッスン、気づきの瞬間

 今週は個人レッスンを行いました。

 虫除けスプレーと防虫サッシェにリクエストがあり、Aromerrierのナチュラル・アロマテラピーレッスンとしては初めてのプライベートレッスンとなりました。

 ご参加いただいたのは、香料関係の会社にお勤めだった女性の方。
 色々な知識もおありのはずなので、私がお教えすることはあるのかな?と思っていたのですが、セラピーとしての香り(アロマ)に興味を持っていただいた様子。「今までとは違った切り口で、面白いです」との事で嬉しいです。
 今年は早々に梅雨明けし暑い日が続いているので、ドリンクは夏バテ防止にローズヒップ&ハイビスカスティーを。ビタミンCや食物酸も豊富です。 
 精油は涼しげな香りもいくつか持参しました。中でも爽やか、かつ元気づけてくれるライムを気に入っていただいたよう。

 個人レッスンということもあり、仕事のことや日常生活のことなどを交えながら楽しく時間が過ぎました。精油成分や名前の由来等からあれこれと話が発展して、急いで本題に戻ったりを何度か繰り返し(笑)。
 でも、実習は手際よく上手に製作されていて、あっという間に完成!さすがです。


 多忙な毎日を送り、最近少しお疲れ気味とのこと。自律神経免疫系精油が心身に働きかける作用についても触れさせていただきました。
 変化の多い状況にいる今の彼女にぴったりだったのは、心を強くしてくれるサンダルウッド。「これ、好きです」…香りと向き合い、ご自分で何度も確かめるように、そう仰っていたのが印象的でした。

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 「好き」と感じる香りは、その時「必要としている」香りであることが多いです。心と身体の状態は常に一定というわけではなく、つながり、変化し、時にバランスを崩すこともある。

 「本当に大切なこと」に気が付くタイミングは人により異なり、きっかけもそれぞれなのでしょう。
 大切にしていることや譲れない部分は、自分が信じていることであり軸となる部分でもあります。

 香りは目に見えない。だからこそ嘘はつけない。自然界のものは特に、その事を教えてくれる。
自分自身と向き合うきっかけをくれる

 大切なことを大切に出来るよう、自分に正直に生きて行きたい。その努力をしたい。そんな事を改めて考えた、よい時間でした。
 教えていただいたハーブのお酒はとても美味しそうで、探してみますね。ご参加いただき、有難うございました。


2013年7月5日金曜日

Happy Birthday

 娘が2歳になりました。
 もう2歳?早いなぁ~という気持ちもあれば
 やっと2歳!嬉しい~という気持ちもあります。
 二人目の育児ということもあり、一人目よりも上手くできるだろう・・・なんて思っていたのですが、これがなかなか大変。
 きょうだいの歳が離れていたら、楽ですね~と言われることもよくあるのですが、まず生活スタイルが違う。
 7歳違いの兄妹のため、どちらかに合わせるとどちらかに我慢させることになり、遊びに行く場所もなども「ちょっと待って、大丈夫?」と考えてしまいます。
 下の子の授乳やおむつ換え、おんぶをしながらの家事やお昼寝の時間の合間に、上の子の習い事への送迎や宿題の確認、学校行事への参加などなど…時間がいくらあっても足りない。「子育てって、こんなにタイヘンだったっけ?!」なんて思うこともしばしば。
  それでも、なんとか(笑)2年が経ち、ようやく家族のペースというか、一緒に暮らしつつ、皆が居心地の良い生活が送れるようになってきました。
 「ママ、いこ!(行こう)」そう言って自分と私の靴を持ってくる姿を微笑ましく眺めています。

 
 先日、食器棚の整理をしていたところ、かごの中に入った哺乳瓶を発見。母乳育児で、哺乳瓶は預ける時のためのお守りのようなものだったのですが、結局ほとんど(まったく)出番はなく…今では必要なくなった離乳食用の食器やフリージング用のパックなども、なんだか懐かしい。じっと見つめていると、必死だった頃の自分を思い出しました。
 抱っこ紐で、赤ちゃんを連れてお出掛けをしているママ達 (最近は、パパの姿も多いかな)を見ると、思わず
 「えらいなぁ~。頑張ってるね、無理しないでね。」
 と、心の中でこっそりエールを送ってしまいます。


 「小さい子がいるのに、お仕事されていて凄いですね」と言われると、自分では全然!そんなことはないと思うのです。
 仕事と育児のバランスを取りつつ生活するスタイルが今の私には最適で、そしてそれはひとりひとりのママやベビー、ファミリーごとに違っていていい。
 家族のかたちはそれぞれあって、『おうち』は いちばん小さな人と人とのつながりの場。
 毎日を笑顔で過ごせる、それがきっと 何よりも有難くしあわせな事なのではないかと思っています。


いつの間にか作っていた作品(?)
子供の自由な発想が楽しく 羨ましくなります