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2016年7月29日金曜日

手のひらの中の世界・つながる場所


「なんか、面白そうですね」
「一体、なにつくるの」


色々な方からそう言われた、夏本番のイベントは
兵庫区にある「北の椅子と」さんで


北欧ヴィンテージ家具が並ぶその隣に
古くからある材木場
時折漂う、削りたての木々たちの香りが
大切に保管された椅子たちを包み込むようで


いつか、ここで木にまつわるワークをしたい
そう思って随分経った


たくさんの方の手を借りて
イメージが現実になる


家具工房からやってきた切れ端「木っ端」と
神戸「山羊堂」さんのハーブたち

薬草、という言葉がしっくりくる
力強い茎 伸びやかな葉 美しい小花


葉をそれぞれにちぎってみると
強くさわやかな、鼻孔をくすぐる
それは
脳の奥深くに刻み込まれる 夏の香り


「創造的であること」は、
日常生活で求められることは少ないかもしれないけれど

日々の繰り返しから抜け出して
自分を見つめ直す大切な作業


その入り口はきっと
「面白そう」と興味が湧く瞬間から


受動的なイメージのある「癒し」は
ただ待っているだけで得られるものではなくて

自らの手を使い つくり上げる達成感や
出来たものを 誰かと共有する喜び


それらが奥深い満足となり
何よりの癒しにつながってゆく


連綿と続く日々の中で
意識して立ち止まり
此処ではない別のところで
今の自分を客観的に見つめる


そんな場所と時間があれば
人生はきっと より豊かな 味わい深いものになる


蓋を開ければそこに
自然を感じる自分だけの
手のひらの中の世界


ご参加いただいた皆さま
お話できた皆さま
ありがとうございました
巡り会えたしあわせに感謝して
このご縁がゆるやかに続いてゆきますように


自然の香りを感じる
その瞬間が
たくさん訪れますよう

素敵な夏を


2015年12月24日木曜日

香りのじかん「冬仕度」〜北の椅子と時の香り〜

雨上がり、ゆっくりと冬の足音が聴こえてくるような年の瀬。


 クリスマス前、冬休みに入る前に「冬仕度」を。
 兵庫区にあるあたたかなカフェ「北の椅子と」さんにて香りのイベントを行いました。


 この日はちょうど、冬至。
 yuicaアイテムは、ほのかに香る柚子と一緒にディスプレイ。


 店内には、北欧の長く暗い冬を愉しむための美しいランプたち。
 ひとつ、ふたつと灯すことで、心にもスローな時間が流れていくよう。


 大切にされたヴィンテージ家具や食器に囲まれていると、時が経つのを忘れます。
 使い捨てが当たり前になっている日本で、メンテナンスされ受け継がれる北欧のものたちの、深い息吹が聴こえてくる。


 国産杉の間伐材を用いて作られたアロマスティック。
 小振りですが、さりげない佇まいがいい味を出していて、今回のイベントに採用しました。
 森林を手入れする=「間伐」することで得られた材は「間伐材」と呼ばれ、有効活用していくことで豊かな森林が育まれます。
 森林面積率(国土に対しての森林の割合)は、北欧フィンランド、スウェーデンに次いで3位の日本。
 国土の67%が森林で、豊かな水も綺麗な空気も生み出す自然がこんなに身近にありながら、そのことに感謝する意識がどんどん減っているように感じます。
 

 あれこれと準備をしていると、ワークテーブルに淹れたてのコーヒーが置かれていました。湯気と共にあがってくる、芳ばしい香り…お気に入りの本を眺めながら、お伝えしたいことをまとめます。

*******

 お馴染み「森のディフューザー」も、12月はクリスマス仕様に。ユーカリ・モミ・ジュニパーの「香る木々たち」で作った簡単なリースでアレンジしました。


 「リードディフューザー」は火や電気などの熱源が不要な、安心でエコなアイテム。
 ナチュラルなものは意外に少なくて、自分好みのものを見つけるのは結構大変。
 価格もさまざまですが、デザインと質がよいものにはちょっと手が出せないことも。
 
 そのようなことも踏まえ今回のイベントでは、Aromerrierがセレクトした国内外 たくさんの上質な精油の中から、出来るだけ自由な感性で、じっくりブレンドを考えていただきました。


 いちばんの人気は、クリスマスの時節柄か、樅(モミ)系の香りでした。 
 「北海道モミ」と呼ばれるトドマツのどっしりした深い香りと、飛騨高山産モミのフルーティーで軽やかな香り。
 他に北海道産の「ハッカ」や「ラベンダー」、高知産の「ショウガ」、奈良産の「こうやまき」など。
 身の周りに自生し繁殖・栽培されていたり、寺院の建造に使用されていたりする香りたち。
 国産の精油は日本人の私たちに嫌みなく、すぅっと馴染む香りがとても多いのです。

 懐かしい、何処かで嗅いだ憶えのある…
 奥深くしまい込み、忘れたと思っていた記憶がよみがえってくる。
 「あぁ、そうだ、あのとき」

 それはもしかしたら、幼い頃の自分かもしれないし、この土地のDNAを引き継いだ者としての感覚かもしれない。
 時間も空間も飛び越えて、今の自分を救い、慈しむためのチカラをくれる。
 そんなとっておきの香りとの出逢いを、心から愉しんでいただきたいと思います。

 
 生後6ヶ月から来てくださっている、かわいい生徒さん。
 目をキラキラさせて、色々なものを触ったり、投げたりして遊ぶ姿。
 もうしっかりと歩く様子に、流れる時を感じます。


ご自宅に置かれる場所を考慮しながら、プレゼントされる方をイメージしながら。
それぞれの目的に添った香りを、効能から、直感からゆっくりセレクト。
勿論、ご質問への回答やアドバイスが必要な際はしっかりサポートさせていただきましたが、イベントの主役は参加者の方々。私は見守り役です。


どの方も、素晴らしい冬ブレンドが完成。
この小さなアイテムが、「冬を愉しむ」相棒となりますよう。

ご参加いただいた皆さま、お時間をつくりお越しいただき本当にありがとうございました。
またお目にかかれる日を、心から楽しみにしています。


〜 Merry Christmas 〜
素敵なクリスマスを



2015年7月15日水曜日

香りのじかん LESSON4(最終回)〜セルフ・トリートメントオイル〜

 香りのある生活を愉しむ「香りのじかん」。
 日本の森の香りyuica精油を中心に「北の椅子と」さんで開催していたレッスンも、早いもので最終回となりました。


 アロマセラピーは、精油(エッセンシャルオイル)を使うもののみとは限りません。
 自然を感じる香り。
 例えば淹れたての紅茶の茶葉の香り、年月を重ねた木工家具のやさしい香り。

 
 散歩中 時折吹き抜ける潮風の香りや、花や果実、木々たちの香りに誘われるように
 自然を身近に感じ癒しを感じられるのは、何より贅沢な時間。
 それは特別というよりも、必要に感じたとき すぐに実践出来る、暮らしに寄り添うものであって欲しい。



 今回のテーマはセルフトリートメントオイル。
 「セルフ」というところが大事で、レッスンを通じて私がお伝えしたいことはここに辿り着きます。


「何だか肌の調子が良くない」「最近、充分に眠れていない気がする」「身体のここの部分だけいつも凝っている」

 病気まではいかなくても、気付かぬうちに溜め込んでいる小さな不調、ストレス。
 「いつかケアしよう」「次の休みまでガマンしよう」
 ついそんな風に見てみぬ振りをしてしまいがち。
 でも。
 山盛りになって途方に暮れる前に、少しずつ片付けるのがいちばんなのです。洗濯物や、夏休みの宿題のように…!


 その為には、あらかじめケアするためのアイテムを用意しておく。
 
 大切な用事がある朝、
「今日はあれもこれも…忙しくなりそう。気合いを入れなくては」

 ちょっとひといきつく午後に、
 「さぁ。リフレッシュして、もうひと頑張り!」

 すべてのタスクを終え、
 「あぁ、疲れた。ひたすらゆっくり休みたい」


 日々変化する気持ちを後押してくれたり、身体の状態に寄り添ってくれたりする香り。
 それらを愉しむことは、厳しい自然界で生き抜く植物たちのエネルギーを、ほんの少し分けてもらうということ。
 それは生きているこの瞬間を充分に味わい、明日や未来へつなげるための大切な時間。


 あっという間の半年間。たくさんの素敵な出逢いがありました。
 ご参加いただいた皆さま、ありがとうございます。オリジナルのセルフケアアイテムが、毎日をより豊かなものにする助けとなりますように。またお目にかかれる日を、楽しみにしていますね。


 夏の足音と共に 大きく開いたエキナセアの花
 紫色の花弁、お日さまの匂い
 強くしなやかな「生きる力」を与えてくれる存在です



2015年6月23日火曜日

香りのじかん Lesson3 〜初夏の香りのバスソルト〜


 初夏です。
 毎朝必ず取るようにしている果物も、この季節はひときわ瑞々しくフレッシュな香り。
 梅雨の晴れ間、夏へと向かう植物たちのエネルギーを感じて嬉しくなります。


 「香りのじかん」Lesson3は、初夏の香りのバスソルト。
 開講は月曜日。「代休で時間が取れたので」と親子一緒にご参加くださる方々も。


 「森の香りが好き」「柑橘系など、さわやかな香りに惹かれる」
 
 そんな風に、あらためて好きな香りを振り返ってみるのも、今の自分や生活を見つめなおすきっかけになるのではと思います。
 

 エッセンシャルオイルは日本産精油yuicaと、バスソルト向きのものを色々とお持ちしました。
 イランイランの香りを「保健室のにおい」と表現された方がいて、私にはかなり衝撃だったのですが(笑)「本当だ〜」とうなずかれる方も多く、新しい発見でした。
 

 製作後、ご自身で製作したアロマバスソルトを「ハンドバス」で体感していただきます。
 梅雨冷えの頃、空調や服装で体温を調節するのが難しかったり、冷たい飲み物や食べ物を取り始めたりして、思いの外身体は冷えています。少し熱めのお湯に手を浸すだけで簡単に身体を温められる手浴は、今にぴったりのデトックス法。


 「気持ちいい〜」「めっちゃ汗かくね」「なんていい香り!」
 
 自分で考えてブレンドされた香りを、身体いっぱいに感じて。
 やわらかくほころぶ皆さんの表情が、癒しの時間を素敵に演出していました。

**************

「サロンと教室のあいだのようなことをしたい」 
 この仕事を始めた時から、ずっと考えていたこと。
 肌で実際に感じる快適さと、知識やアイテムを得る講座の両方を愉しめる…そんな時間を提供できないかな。

 思い描いていた時間がカタチになり、傍で見守っていた私もじんわりとあたたかな気持ちになりました。

  
この日、一番人気の香りはやっぱり「小夏」。ニューサマーオレンジ、日向夏とも呼ばれる果実は名前も香りも、今の季節にぴったり。


 レッスン終了後、開催場所の「北の椅子と」さんのメニューに「晩柑(ばんかん)スカッシュ」を発見。
 「日本のグレープフルーツ」と呼ばれるこちらも、控えめな酸味と苦みが爽やかで、初夏を感じさせてくれる美味しいドリンクでした。


 ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
 香りに包まれて、心身ともに元気をチャージする「おふろ時間」楽しんでくださいね。
 
 次回はいよいよ最終回、7月13日(月)開講です。
 国産オーガニックのライスキャリアオイルでトリートメント用オイルを製作し、簡単な実習を。詳しくはこちら。
 セルフケアの魅力と大切さを、しっかりお伝え出来ればと思っています。
 


雨あがり、クチナシの花。
白く美しい花びらと、甘くやさしい香りに誘われるのは…
人も虫たちも、一緒みたい。


2015年5月28日木曜日

Aroma Life Spray〜OPEN Workshop〜

  日を増して眩しくなる陽射し。
 我が家のローズゼラニウムが満開を迎えています。
 木々たちの呼吸を感じる、光が満ち溢れる季節になりました。


 兵庫区「北の椅子と」さんにてオープンワークショップを行いました。
 テーマは、日々の暮らしを自分らしくする「アロマライフスプレー」。
 以前よりご予定いただいていた方、当日カフェに来られて興味を持たれた方など、たくさんの方々にご参加いただきました。



 抗菌、消臭、虫除け。
 日本産精油 yuicaをベースに、目的別にお好みの香りをそれぞれチョイス。


 シンプルに効能と香りを限定してブレンドされる方、たくさんの精油をじっくり選ばれる方…個性や今の気分が反映されていて、私も興味深く拝見しました。


 「市販の虫除けスプレーが肌に合わず、自分の手で作りたい」という男性の方も。
 ヒノキやアスナロ、クロモジをベースに調和のとれた素敵な香りに仕上がりました。


 お子さま連れでご参加くださった方も多く、嬉しく思います。

 
 親子で仲良く香りを選ばれている様子は微笑ましく、何より楽しそう。
 完成後はスプレーを大切に持ち抱え「またね」と小さな手を振ってくれました。


 イベント終了後、遅めのランチをいただきました。
 本格的な玄米カレーと、さわやかな自家製レモンスカッシュ。
 4時までランチがいただけるのもここならではです。
 

 *******

 ご参加いただいた皆さま ありがとうございました。
思いついた時に、シュっとひと吹き。
ピュアな香りと効能を実感してくださいね。


 次回開催は「香りのじかん」Lesson3としてバスソルトを製作します。
くわしくはこちら
ご自宅のバスルームで、ゆったり森林浴。
自分だけの初夏の香りを創ってくださいね。