2015年9月8日火曜日

病とは、香りとは 「第22回専門セミナー〜アロマテラピーと一次予防を考える〜」


9月に入り、新学期がスタート。
夏休み気分を引きずりつつも、気持ちを引き締めて「AEAJ専門セミナー」へ。


今年のテーマは、「アロマテラピーと一次予防を考える〜うつとアロマテラピー〜」。
医学部、医療保険学部の教授陣から最新の研究報告を拝聴する貴重な機会。



ここ数年で医療分野、介護分野とぐっと距離が縮まった香りの世界。
しかしながら、マスコミ等が誇張に近い表現で世に広める動きを制止するため
研究をすすめる各専門家たちは、より慎重に動いている。




「アロマ薫る◯◯」「消臭用・香る〜」
CMや陳列棚がそんな言葉で溢れかえっている今
何を持ち、大切なことをどれだけ伝えていけるのか。

一度ついたイメージは根強い。
日本における精油やアロマテラピー(セラピー)の位置づけは揺れ動き
どこへ進むべきか、何を成すべきか、それぞれが足踏みをしている。


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様々なストレスを生み出す現代社会において
香りが果たす役割は大きい

この進歩した現代科学をもってしても
未だ解明されない部分が多い 香りの世界

その人知の及ばない世界に
なんとかして手を伸ばし
恩恵にあずかろうとしている私たち

ひとつはっきり感じたのは
強力な効能を持つ医薬には出来ない
「癒し」という仕事が
植物の香りには出来る、ということ

たかが癒し、されど

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成分分析、臨床に基づく膨大な研究データに関する説明の一方で
「病は治療のみではない」
きっぱり述べられた言葉が胸に残る。


アロマセラピーの、その先へ。
自分のなかに新たな捉え方が
またひとつ、生まれつつある