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2016年8月3日水曜日

Art & Sweets in Summer 〜会いたい人たち 其の1〜

「オリジナリティを大切にする」って、簡単そうで難しい。


 朝のマーケットで農家さんより直接仕入れた、新鮮な野菜やハーブや卵を調理しながら考える。


個性的になりすぎると、噛み砕くのに苦心するし
かといって
何処にでもある 誰にでも出来ることばかりしていると、わくわくする気持ちや嬉しい気分が減ってしまう。


ぱっと見ただけでは違いが分かりにくいディルとフェンネル。お花も葉もふわふわで、口に含むと苦みがほんのり。その後広がる爽やかな風味。
いつもの料理にちょっと加えるだけで、盛りつけも味も抜群のアクセントになる。

フレッシュなハーブを自分の手で、私らしく使いこなすことができたら…深い満足感。手を動かすって大事。

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考えすぎて頭がオーバーヒート気味の時は、他の分野で活躍している友人・知人に この足で会いにゆく。

夏休みに入った子どもたちと、恒例の「CAPアート林間学校」へ。


今年は久しぶりにマキコムズさんのワークに参加。
「スリットブロックで、好きなものを作ってください」
何でもいい、といわれると手が止まる。
あれこれ考えているうちに皆んな自由に作品を創り出していく。


絵の具で思い思いに色をつけ始めた子どもたちを羨ましく眺めながら
規則正しい切れ込みが入った葉書サイズの板をじっと見つめる。
すると、ぼんやりと綺麗なモチーフが瞼の裏に浮かび上がってきた。

自然の美しさにつながる何か…
幼い頃いつも触れていた癒されるもの…
あぁきっとこれは
葉の葉脈、木の幹、雪の結晶。


気が付くと、手が勝手に動いている。
子どものように無心になって、工作に夢中になる。
普段 言葉で表現することが多いせいか、それ以外の表現方法に触れると
右脳が気持ちよく刺激されてリフレッシュ出来る。


「北欧っぽいですね〜」
「このまま、飾っておきましょうか」

いつもクリエイティブなマスダさんとカワサキさんに褒められると、やっぱり嬉しい。

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別の日。
雑貨ショップやカフェが建ち並ぶお洒落な街・岡本へ。


日傘をさして石畳の道を歩く。
車では通り抜けられないような小径。
学生や親子連れが多く 人もお店もぎゅっと詰まった感じは、三宮や元町とは違う雰囲気がある。


 通りから少し奥まった場所にある「COZY CAFE」。
カフェなのにBARのような、お昼間でも夜更けみたいな空間。
メニューを開けばたくさんの「糀(こうじ)」を使ったフードやドリンクたち。


外は暑いけど、甘糀チャイとお味噌のチーズケーキを。きちんと手がかけられた美味しいスイーツを噛みしめる。


「やりたいこと、好きなこと」に正直な友人のカフェは、訪れる度に更新される。
ヘルシーでかっこいい彼女の姿をそのまま写し出しているような店内。


頑張っている人と会うと自分も励まされる。
仕事のこと、家族のこと、これからのこと。
ゼロから新しいことを始めようとしていた あの頃の私たちが目の前を通り過ぎる。
今居る場所と これから向かう場所を確認して、また新しい日々が始まる。


お土産に買って帰った糀の生チョコケーキは
ずっしり重くまろやかで、身体を疲れさせない甘さ。
少しビターな後味がクセになりそう。
こんなに美味しいものを作れるなんて、すごいな。

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会いたい人に会いにゆくことは、当たり前のようでなかなか出来ない。
飛ぶように過ぎる時間に必死でつかまって
あの人とあの人とあの人と、逢いに行きたい素敵な人たち なんてたくさんいるんだろう。


暑さをしのぐグリーンな香り
フレッシュレモングラスのアイスティー

しっかりエネルギーをチャージして
私も少しずつ、前に進みたい
本格的な夏は今から
 これから

2016年2月17日水曜日

Made in HYOGO 未来へのシフト

 キンと晴れた2月のある日、久々に西の方へ出向きました。
 普段、徒歩や自転車、車メインで移動しているので、JRに乗るとちょっと遠出気分。
 

 須磨〜塩屋の沿線は、学生の頃からのお気に入り。
 海のごくごく際を列車が走るため、驚くほど水面が近いのです。
 あぁ、旅行したいなぁ。


  
 諸々の打ち合わせで伺った先は、垂水にある「TRUNK DESIGN」さん。

 迎えてくださったのは、デザイナーでショップオーナーの堀内さん。
 センスよいお仕事と気さくなお人柄で、国内外各所からいつも引っぱりだこ。今回久し振りにお会いしましたが、親しみやすさは以前と全然変わらずちょっと安心しました。

 兵庫の地場産業を、素敵なデザインで紹介し、世に広めていく。地元の「よいもの」をしっかりと伝える堀内さんの姿勢は、今後もっと多くの方々に受け入れられていくだろうな。
 「少しずつ、よりよい方向へ、シフトしていく」
 
 その柔軟なお仕事スタイルや考え方に共感できる部分が沢山あります。


 打ち合わせが済んだ後、間もなく日本でも発売されるというお香「Dairy」を拝見しました。お香に使われている香料は圧倒的に人工のものが多い中、これは精油から抽出した天然香料で香り付けがされているとのこと。

 淡路島のお香産業は全国シェアの約7割を占めています。
 堺港へ向かう船の休憩所となっていたことと、風が吹き抜ける地形を活かして発展したという興味深いエピソードが。
 台湾では既に別のパッケージ(約90本)で販売されていて、日本用に少量の別デザイン(約45本)でというのも面白い。確かに、お仏壇用のお香って、一箱に沢山入っていますよね。昔からある「線香」が、より気軽に、より愉しく、日常に香りを取り入れられるアイテムに仕上がっていました。

 気に入ったので、私も数点購入しました。他のものも幾つか…。
 Aromerrierのイベントやレッスン時にご紹介しますので、楽しみにしていてくださいね。


 帰り際、素敵なカフェを見つけたのでちょっと寄り道。
 このところバタバタする用事が多かったので、やっとちょっとリラックス。


 寒い、さむい日でも
こんな可愛いピンク色に出逢うと
気分はいっきに春めいて。
春よ、春よ
はやくこい〜


2015年8月28日金曜日

夏の想い出2015 #1 富山カフェめぐり〜古きよき新しいものたち



 夏。子供たちを連れ、帰省先の富山へ。
 北陸新幹線の駅で降り、レンタカーでGO。
 目の前いっぱいに広がる田園風景。蒼蒼とした稲の香り。


 緑が濃く、海の色もひときわ深い。
 まっすぐな水平線と吹き抜ける風、遠くに聴こえる波の音。
 夏の富山は最高。



 早速、いつもお世話になっている「ナチュラルスイーツぽんぽん」さんへ。
 素敵にリニューアルしたばかりの店内に、お馴染みの「森のディフューザー」がすっかり変身し、さりげなくディスプレイされていてびっくり!


 地元産の和紙を用いて、ご自分でデコレーションし、世界でたった一つのアイテムにされたとか。なるほど、こんな楽しみ方もあるのだなぁ。
 中の自然芳香液を交換させてもらい、ショーケースにならぶ大人気のシフォンケーキと焼き菓子を購入。


 そして、夏の名物 ビックサンダーマウンテンのような「ぽんぽんかき氷」。
 とても食べきれない〜と思っていると、隣で4歳の娘がペロリと完食…お見事。

  
 シロップや白玉、あんこまで自家製の滋味深いかき氷。ごちそうさまでした。

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上の子が従兄弟とキャンプに参加するため、高岡の駅へ見送りに。
 出迎えてくれたのは、ドラえもんの大きなポスト。
 暑中見舞いを投函し、ちょうど到着したラッピング・トラムに子どもも大人も大はしゃぎ。


 せっかくなので、高岡駅周辺を散策。
 昨年新しくOPENされたという「COMMA, COFFEE STAND」さんへ。 
 
 
 自家製フォカッチャが美味しい、オープンサンドイッチのランチ。
 デザートには、挽きたてのコーヒーと、クリームたっぷりのシュークリーム。 


 シンプルな店内はお洒落で居心地がよく、時間がゆったりと流れている。


 オーナーで建築家の大菅さんと神戸とアートの話で盛り上がり、新たなつながりが出来たことが面白く、愉しい。

 夜はバーになるというカウンターには、リキュールや自家製シロップがずらり。
 灯りが点り、夕闇に浮かび上がるような店内も、きっと素敵なのだろうな。

 お土産におすすめのコーヒー豆を挽いてもらうと、店内にひろがる芳ばしい香り。
 あぁ、しあわせ。

 カフェを満喫後、夏の強い陽射しのもと日傘をさしながら目指すのは、セレクトショップ「はんぶんこ」さん。蔵のなかいっぱいにディスプレイされた民芸品にウキウキ。


 じっくり悩んで、木製のキャンドルスタンドと名刺入れを購入。
 江戸時代初期から商人の町として栄えてきたこの辺りでは、土蔵づくりの街並みを活かして色々なイベントもされているそう。
 京都や金沢とは違う魅力がある高岡。「また訪れたい場所」のひとつになりました。

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 地元に戻り、また別の日。
 この夏OPENしたばかりのカフェ「ハーブと喫茶 HYGGE 」さん。
 オーナーのなおこさんは共通の知人が多く、前々よりカフェをされると聞いていたので、ご挨拶がてら伺いました。


 古民家を再生されたという店内は、風通しがよく、しっとりとした雰囲気。
 縁側に面したお座敷も、かつて縫製台として使用されていたというテーブルも、時を経て存在するものだけが持つ 味わい深い佇まい。


  個人的にとても嬉しかったのは、壁一面に並ぶハーブの瓶!
 帰省する際には必ず、荷物のなかに数種類のハーブティーを詰めていたのですが、これからはここにくれば、好みのものがいつでも補充できるなぁ〜なんて。
 今回は、ローズヒップやマテが配合された夏のブレンドを購入。


 自家製のレアチーズケーキも、季節の野菜と果物がたっぷりのスムージも美味。
 地元有志の方々が協力し作り上げたという空間は、かつて栄えた和裁所の面影を残しながら、すでに新しい時を刻み始めている。

 
ちりんちりん、と涼しげな硝子風鈴の音。
 故郷のやさしい風が、私たちを迎え入れてくれているような気がして
嬉しく懐かしい気分になりました。


 〜後編につづく〜

2014年11月12日水曜日

ホームメイド・ヒーリング〜パン教室と北の椅子と〜

  ホームメイドは愉しい。
 家族のバースディに、久し振りにケーキを焼きました。ちょっぴり苦いガトーショコラ。ペパーミントがなかったので、ベランダのレモンバーベナを添えて。
 子どもたちにはもう少し甘めがよかったかなと思いましたが、生クリームがあったので大丈夫だったよう。焼きたてもいいけど、次の日の方がしっとりして味わい深い感じ。

 ハロウィンにはお遊びでクッキーづくり。週末の朝子どもたちとワイワイいいながら一緒に型抜き。下の子はお顔のスタンプがいたく気に入ったようで「カボチャのおばけさん、する〜」と何度も押してくれました。微妙に目と口が中心からずれていますが、それもご愛嬌(笑)。

 日々の食事づくりは手元にある材料で何となく作ることが多いけど、お菓子づくりは別。あれこれ材料を買い出しにゆくのも愉しいし、部屋中にたちこめる甘い香りがしあわせな気分にしてくれて、イベント(お誕生日とかクリスマスとかパーティーとか)があるときは特に、それらを理由に何か作りたくなります。

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 しかしパンづくりだけは…したことがないのです。どうにも発酵させる時間が不安。途中で子どもに「ママ〜」とぐずられたり、何か急用が入ったりして中断されては、それまでの労力が水の泡になってしまう!きっと立ち直れない。
 周囲に美味しいパン屋さんがいくつもあるしと、言い訳しながらホームベーカリーすら購入する機会を失い、今日に至っていました。

 そんな私ですが先日、思い切って天然酵母のパン教室に出掛けてきました。
 きっかけは、以前友人たちと子連れランチをしたカフェでパン教室が開催されており、その日そちらで何気なく買って帰った「おひまるパン」さんのパンが、とても美味しかったから。


 天然酵母のパンは時々購入するものの、すごく酢っぱかったり、硬かったりして家族はあまり食べてくれない。身体にやさしいし、酸味も旨味のうち…なのですが。
 でもこちらのパンをおやつに食べた娘がニコニコして「このパン、おいしいね〜」と言ったのでびっくり。少し私もかじってみると、すごくやさしいお味。もちっとして、噛みごたえも程よくて、もぐもぐ頬張るとしあわせな気持ちに。
 
 月によってはすぐ満席になる人気のパン教室。その後問い合わせてみたら、運良く予約が出来ました。
 
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 「北の椅子と」さんは、お隣の兵庫区にある北欧のビンテージ家具や雑貨を取り扱うショップ。兵庫運河沿いにありちょっと隠れ家的?なところですが、ご近所の方々に愛され、広い駐車場もあるので 遠方から訪れる方もたくさんいるよう。


 2階に併設されているカフェが何とも素敵で、私もドライブがてら子どもと一緒に来たり、読みかけの本や資料を片手に一人で伺ったりしています。キッズメニューなどフードが充実していて、きちんと手作りされた美味しいお食事がいただけるのも嬉しい。


 時間より少し早めに到着すると、にっこりと店主の服部さんが出迎えてくれました。「よかったらどうぞ〜」。
 入り口には椅子とグリーンを組み合わせたディスプレイ。さりげないけれど、遊び心のあるセンスが感じられます。

 教えてくださるのは通称「エミシ」先生。「何でも聞いてくださいね」親しみやすく自然体、先生の素敵な笑顔に、パン教室デビューでちょっと緊張していた気持ちもほぐれてゆきました。

 写真は先生が予め作って来られた一次発酵済みの生地。もちもちの見た目もさることながら、なんていい香り!!!


 懐かしい…何かの匂いに似ている…と思っていたら「酒粕だ!」「そうだ そうだ♡」参加者の方と顔を見合わせて笑いました。
 発酵って不思議。腐敗する過程でもあるのに、この香(かぐわ)しさ。すーっと鼻腔を通り、肺を満たし、一方ですとんと胃に落ちるような(笑)。


















 分割して、丸めて、ほらこんな感じで。手早く成形する先生の手元を眺めながら私たちもトライ。ほっこりするまぁるい形は、作っていても嬉しくなります。途中「お餅つき」の話題になり、四国出身の方と北陸出身の私で、丸餅・角餅の違いの話に花が咲きました。


 年末のとても寒い日、つきたてのお餅を大きなバットに敷き詰めていた祖母の後ろ姿。雪のように真っ白なお餅から ほわほわと湯気があがるのが面白くて、いつまでも見つめていた幼いころ。
 懐かしい香りが一瞬にして連れて来てくれた 過ぎ去った時間、大切な想い出。そして今、家族の喜ぶ顔が見たくてパンを丸めている私がいる。


 オーブンで焼き上がるまでの待ち時間、酵母のおこし方も教わりました。先生特製の酵母エキスが入った瓶の蓋を開くと、ぽんっと大きな音が。生きて呼吸する、元気な姿!

 憧れのレーズン酵母。酵母エキスをつくるところから教わることが出来て感動です。


 酵母の種類に関しても色々と教わりました。「イースト(菌)」と「イーストフード(添加物)」は名前が似ているものの、まったく別物だそう。
 似て非なるものという点で「エッセンシャルオイル(精油)」≠「アロマオイル(人工香料)」と一緒だなぁと思いました。


 酵母をおこし、各自で材料を計量し混ぜ合わせ、生地をこねるところまで実践。こんな風にするといいですよと適時アドバイスがあり、とってもありがたい。
 きっと無心になりこねる作業 それ自体がヒーリング。ひたすらこねてこねて大変だと思っていた作業も、愉しくて夢中になって。いつの間にか持ち帰り用の生地が完成。


 こんがり焼き上がったパンと、カフェ特製のスープでランチタイム(この日はバターナッツかぼちゃのポタージュでした)。どっしりと重く、外はカリッと、でも中はモチモチ。湯気の上がる焼きたてパンとあたたかなスープ…なんてしあわせな時間でしょう。


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翌日教わったことを思い出しながら、持ち帰ったパン生地を成形しオーブンで焼きました。朝の光を浴び、天板に並ぶ姿が愛おしい。


  「いいにおいだな〜」家族にも大好評。あぁ、ちゃんと焼き上がってよかった(笑)


朝、キッチンから漂う焼きたてのパンの匂い。
平日はとても余裕はないけれど、週末なら。
ライフワークのひとつにゆるゆる加えてゆけたらいいな。
ニコニコ頬張る子どもたちの心の片隅に
「家族の時間」が、香りと共にそっと刻まれることを願って。