2015年12月8日火曜日

冬支度の愉しみ方#2 〜北からの便りと香り〜

 寒かったり、暖かかったり、行きつ戻りつの今年の冬。
 体調を崩しがちな時節には、自然がくれる「香りの力」を欲することが多い。


 先日実家から届いた、信州りんごの大きな箱。
 毎年、秋が深まるころ送られてくるその箱を開けた瞬間
 「うわ〜いいにおい!」
 ふぅわり立ちのぼる、甘くやさしい香り。
 自然の恵みと家族の愛情を感じる、特別なひととき。
 
 別便で「ナチュラルスイーツぽんぽん」さんの焼き菓子が届く。
 素材にこだわり手作りされたスイーツは、子どもたちも大好き。
 シナモン・クローブ・八角…スパイスがぎゅっと詰まった「ホットワインの素」は週末の夜、りんごと一緒にオーガニックワインで煮詰めよう。
 ぽかぽか、カラダの芯まであったまるだろうなぁ〜

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 バタバタすることの多い師走は、こんな風に、意識してほっとできる時間を作るようにしています。
 休みの朝は、いつもより丁寧にコーヒーを淹れて香りを愉しむ。
 愛用の「エッグベーカー」で、じっくり卵を焼く。
 半熟かな?まだかな?もうちょっと…


 何年も前、島根に旅行した際に連れ帰ったエッグベーカーは『nid』という雑誌に窯元が紹介されていたのがきっかけで、直接買い付けてきた想い出の品。
 一面が雪景色の、湯けむりが立つ、美しい出雲で出逢った器たち。

 セレクトショップで見かける出西釜(しゅっさいがま)も素敵ですが、私は「湯町窯」独特の、温かな色あいと素朴さが好きです。

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 次回のイベントで使用する香りに、北海道の香りを取り寄せました。
 極寒の北国から届いたトドマツ(北海道モミ)精油と白樺ウォーター。
 勿論、飛騨高山の上質な香りたちも。愉しみにしていてくださいね。


完成したリースと一緒にキャンドルを灯すと、蜜蝋が溶ける匂い。
ゆっくりゆらめく炎で、一気にクリスマス気分。


 剪定ばさみで枝を取るたび、匂いたつ木々たちの香り。
 部屋中が森になる 手で作るからこそ味わえる
特別な空気、とっておきの時間。

大切にしたい「冬を愉しむ」豊かな時間。
皆さんはどんな風ですか?