香りのある生活を愉しむ「香りのじかん」。
日本の森の香りyuica精油を中心に「北の椅子と」さんで開催していたレッスンも、早いもので最終回となりました。
アロマセラピーは、精油(エッセンシャルオイル)を使うもののみとは限りません。
自然を感じる香り。
例えば淹れたての紅茶の茶葉の香り、年月を重ねた木工家具のやさしい香り。
散歩中 時折吹き抜ける潮風の香りや、花や果実、木々たちの香りに誘われるように
自然を身近に感じ癒しを感じられるのは、何より贅沢な時間。
それは特別というよりも、必要に感じたとき すぐに実践出来る、暮らしに寄り添うものであって欲しい。
今回のテーマはセルフトリートメントオイル。
「セルフ」というところが大事で、レッスンを通じて私がお伝えしたいことはここに辿り着きます。
「何だか肌の調子が良くない」「最近、充分に眠れていない気がする」「身体のここの部分だけいつも凝っている」
病気まではいかなくても、気付かぬうちに溜め込んでいる小さな不調、ストレス。
「いつかケアしよう」「次の休みまでガマンしよう」
ついそんな風に見てみぬ振りをしてしまいがち。
でも。
山盛りになって途方に暮れる前に、少しずつ片付けるのがいちばんなのです。洗濯物や、夏休みの宿題のように…!
その為には、あらかじめケアするためのアイテムを用意しておく。
大切な用事がある朝、
「今日はあれもこれも…忙しくなりそう。気合いを入れなくては」
ちょっとひといきつく午後に、
「さぁ。リフレッシュして、もうひと頑張り!」
すべてのタスクを終え、
「あぁ、疲れた。ひたすらゆっくり休みたい」
日々変化する気持ちを後押してくれたり、身体の状態に寄り添ってくれたりする香り。
それらを愉しむことは、厳しい自然界で生き抜く植物たちのエネルギーを、ほんの少し分けてもらうということ。
それは生きているこの瞬間を充分に味わい、明日や未来へつなげるための大切な時間。
あっという間の半年間。たくさんの素敵な出逢いがありました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございます。オリジナルのセルフケアアイテムが、毎日をより豊かなものにする助けとなりますように。またお目にかかれる日を、楽しみにしていますね。
夏の足音と共に 大きく開いたエキナセアの花
紫色の花弁、お日さまの匂い
強くしなやかな「生きる力」を与えてくれる存在です