2015年7月15日水曜日

香りのじかん LESSON4(最終回)〜セルフ・トリートメントオイル〜

 香りのある生活を愉しむ「香りのじかん」。
 日本の森の香りyuica精油を中心に「北の椅子と」さんで開催していたレッスンも、早いもので最終回となりました。


 アロマセラピーは、精油(エッセンシャルオイル)を使うもののみとは限りません。
 自然を感じる香り。
 例えば淹れたての紅茶の茶葉の香り、年月を重ねた木工家具のやさしい香り。

 
 散歩中 時折吹き抜ける潮風の香りや、花や果実、木々たちの香りに誘われるように
 自然を身近に感じ癒しを感じられるのは、何より贅沢な時間。
 それは特別というよりも、必要に感じたとき すぐに実践出来る、暮らしに寄り添うものであって欲しい。



 今回のテーマはセルフトリートメントオイル。
 「セルフ」というところが大事で、レッスンを通じて私がお伝えしたいことはここに辿り着きます。


「何だか肌の調子が良くない」「最近、充分に眠れていない気がする」「身体のここの部分だけいつも凝っている」

 病気まではいかなくても、気付かぬうちに溜め込んでいる小さな不調、ストレス。
 「いつかケアしよう」「次の休みまでガマンしよう」
 ついそんな風に見てみぬ振りをしてしまいがち。
 でも。
 山盛りになって途方に暮れる前に、少しずつ片付けるのがいちばんなのです。洗濯物や、夏休みの宿題のように…!


 その為には、あらかじめケアするためのアイテムを用意しておく。
 
 大切な用事がある朝、
「今日はあれもこれも…忙しくなりそう。気合いを入れなくては」

 ちょっとひといきつく午後に、
 「さぁ。リフレッシュして、もうひと頑張り!」

 すべてのタスクを終え、
 「あぁ、疲れた。ひたすらゆっくり休みたい」


 日々変化する気持ちを後押してくれたり、身体の状態に寄り添ってくれたりする香り。
 それらを愉しむことは、厳しい自然界で生き抜く植物たちのエネルギーを、ほんの少し分けてもらうということ。
 それは生きているこの瞬間を充分に味わい、明日や未来へつなげるための大切な時間。


 あっという間の半年間。たくさんの素敵な出逢いがありました。
 ご参加いただいた皆さま、ありがとうございます。オリジナルのセルフケアアイテムが、毎日をより豊かなものにする助けとなりますように。またお目にかかれる日を、楽しみにしていますね。


 夏の足音と共に 大きく開いたエキナセアの花
 紫色の花弁、お日さまの匂い
 強くしなやかな「生きる力」を与えてくれる存在です