朝のマーケットで農家さんより直接仕入れた、新鮮な野菜やハーブや卵を調理しながら考える。
個性的になりすぎると、噛み砕くのに苦心するし
かといって
何処にでもある 誰にでも出来ることばかりしていると、わくわくする気持ちや嬉しい気分が減ってしまう。
ぱっと見ただけでは違いが分かりにくいディルとフェンネル。お花も葉もふわふわで、口に含むと苦みがほんのり。その後広がる爽やかな風味。
いつもの料理にちょっと加えるだけで、盛りつけも味も抜群のアクセントになる。
フレッシュなハーブを自分の手で、私らしく使いこなすことができたら…深い満足感。手を動かすって大事。
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考えすぎて頭がオーバーヒート気味の時は、他の分野で活躍している友人・知人に この足で会いにゆく。
夏休みに入った子どもたちと、恒例の「CAPアート林間学校」へ。
今年は久しぶりにマキコムズさんのワークに参加。
「スリットブロックで、好きなものを作ってください」
何でもいい、といわれると手が止まる。
あれこれ考えているうちに皆んな自由に作品を創り出していく。
絵の具で思い思いに色をつけ始めた子どもたちを羨ましく眺めながら
規則正しい切れ込みが入った葉書サイズの板をじっと見つめる。
すると、ぼんやりと綺麗なモチーフが瞼の裏に浮かび上がってきた。
自然の美しさにつながる何か…
幼い頃いつも触れていた癒されるもの…
あぁきっとこれは
葉の葉脈、木の幹、雪の結晶。
気が付くと、手が勝手に動いている。
子どものように無心になって、工作に夢中になる。
普段 言葉で表現することが多いせいか、それ以外の表現方法に触れると
右脳が気持ちよく刺激されてリフレッシュ出来る。
「北欧っぽいですね〜」
「このまま、飾っておきましょうか」
いつもクリエイティブなマスダさんとカワサキさんに褒められると、やっぱり嬉しい。
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別の日。
雑貨ショップやカフェが建ち並ぶお洒落な街・岡本へ。
日傘をさして石畳の道を歩く。
車では通り抜けられないような小径。
学生や親子連れが多く 人もお店もぎゅっと詰まった感じは、三宮や元町とは違う雰囲気がある。
通りから少し奥まった場所にある「COZY CAFE」。
カフェなのにBARのような、お昼間でも夜更けみたいな空間。
メニューを開けばたくさんの「糀(こうじ)」を使ったフードやドリンクたち。
外は暑いけど、甘糀チャイとお味噌のチーズケーキを。きちんと手がかけられた美味しいスイーツを噛みしめる。
「やりたいこと、好きなこと」に正直な友人のカフェは、訪れる度に更新される。
ヘルシーでかっこいい彼女の姿をそのまま写し出しているような店内。
頑張っている人と会うと自分も励まされる。
仕事のこと、家族のこと、これからのこと。
ゼロから新しいことを始めようとしていた あの頃の私たちが目の前を通り過ぎる。
今居る場所と これから向かう場所を確認して、また新しい日々が始まる。
お土産に買って帰った糀の生チョコケーキは
ずっしり重くまろやかで、身体を疲れさせない甘さ。
少しビターな後味がクセになりそう。
こんなに美味しいものを作れるなんて、すごいな。
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会いたい人に会いにゆくことは、当たり前のようでなかなか出来ない。
飛ぶように過ぎる時間に必死でつかまって
あの人とあの人とあの人と、逢いに行きたい素敵な人たち なんてたくさんいるんだろう。
暑さをしのぐグリーンな香り
フレッシュレモングラスのアイスティー
しっかりエネルギーをチャージして
私も少しずつ、前に進みたい
本格的な夏は今から
これから
これから