2016年7月20日水曜日

EAT LOCAL KOBE 2016〜つながる人々〜

強い陽射しが照りつけ、神戸は梅雨明けした模様。
雨も好きだけど、夏の入り口はわくわくする。


連休初日の土曜日、以前より気になっていたイベントへ。


朝一番で行った東遊園地。
震災復興のモニュメントがあり、冬にルミナリエが開催される場所。


今は夏の木々たちに囲まれ、綺麗な芝生が広がっていた。
車が行き交うアスファルトだらけの街の真ん中で、安心して遊べる市民のオアシス。


「見て!せみさん」
抜け殻があちらこちらに。
もう夏本番なのだなぁ。
ゆっくりと、順番に見てまわる。



「今朝、採ってきたんですよ」
目にも鮮やかなピーマンの緑、トマトの赤。
西区のオーガニック農家さんは
可愛い手描きの黒板、お日さまみたいな笑顔。


綺麗な土で育ったしあわせな野菜たち。
夏の食卓にぴったりのスパイスセット。
手でちぎると、ピカピカの葉からピリッとした香りがする。


植え込みの端にちょっと腰掛けて、
淡路島「なるとオレンジジュース」で乾杯。
甘酸っぱさが口の中にじゅわっとひろがる。


北区のガーデンレストランから
ぴんと皮が張った濃紫のブルーベリー。
新鮮な国産のものに巡り合うしあわせ。
素敵な「ブルーベリー基金」に参加して、こころがあったかくなる。



フレンチシェフが目の前で作ってくれたクッキーサンド。
つぶつぶしたナッツの食感とドライフルーツの甘味が交互にひろがる。
口いっぱいに頬張って「おいしいねぇ」。
クリームが白ひげになっても、誰も気にしない?



巨大なガラスボールにぎっしりのスペアミント。
ハーブ専門農家さんの、独特の語り口に惹き込まれる。
フレッシュな香草たちがずらりと並ぶバケツ。
しゃがみ込み、手で触れ、顔を近づけて芳香を確かめる。
「ママ、いつまでいるの?」
娘にあきれられながらも時間を忘れ、それぞれの香りを愉しむ。



結局、最後は人なのだと思う
そのつながりなしでは続いていかないし、
大切なものは何も残らない

「ほんとうの贅沢」は、心が豊かになれるものを選ぶこと。
そして自らの手で、自分らしい形に仕上げること。

速攻で手に入るものや、使い捨てても心が痛まないものから
奥深い満足を感じることは難しい


 使うもの、口にするものの背景に
作った人の顔や想いが見える
使う人、食べる人の顔や想いが
作る人の心や手に届く

実現することが難しいように感じる「持続可能な循環型社会」は
実はとてもシンンプルで
一歩踏み出せばすぐそこにあるもの
なのかもしれない


価値ある消費は
未来への投資

与えられる時代から、選びとる時代へ替える
心の満足と本当の意味での豊かな生活環境は
私たちの手と足で、創り出したい



夏:7月16日(土)~ 9月17日(土)  全10回
秋:10月8日(土)~ 12月24日(土)  全10回
SATURDAY  FROM 9:00AM  TO 12:30PM

※他のイベント等との調整や天候により変更の可能性があります。
* 神戸産の農産物・加工品の販売が中心となっています。
*エコバックなどを持参してご来場ください。