2014年2月7日金曜日

冬のミュージアム・オブ・アート

 いったん緩んだ寒さが戻って来た2月の初め。節分を過ぎ暦の上では春でも、はらはらとボタン雪が舞う冷え込みは目が覚めるよう。

 仕事の合間、ちょっと思い立ってアート散策へ。保育園がお休みの日に下の子を連れ、兵庫県立美術館に出掛けました。

 平日の朝早くということもあり、人影はまばら。子供をバギーに乗せて、開催中の『ポンピドゥー・センター・コレクション Fruits de la Passion』を観て周りました。

 美術館、というと日本では何となく 小さな子供連れでは行きにくいイメージがありますが、非日常的な空間で、感性を磨き創造性を育む素晴らしい場所。
 楽しく観賞するためには静かにすることも大切。
 公(おおやけ)の場所でのマナーを教えるきっかけにもなります。


 なので子供たちとも出来るだけ機会を見つけ(自分が行きたいというのもあり)、色々な作品に触れ合えるミュージアム巡りをするようにしています。

 「おもしろいね~」「ここはまっくら(真っ暗)!」「キラキラして、きれいだね」
 大人のそれとはまた違う、子供目線の素直な感想を聞くのも楽しい。

 今回の特別展は、パリ国立近代美術館から届いた最新アート・コレクション。
 クラシックな絵画も大好きですが、ユニークな作品が多いモダンアートも面白い。
 じぃっと見つめていると背景が浮かび上がってくる絵や(ちょっとトリックアートっぽい?)、暗闇の中に花火が上がる映像の部屋や、雄大な高原での演奏が聴けるスペース…。くるくると玩具が回る影絵があったり、大きなスクリーンに水中が映し出されている部屋も。

 ぐるりと展示を観て周ったら、綺麗なミュージアムショップをちょっと覗いて、ランチタイム。
 ここには有名なレストランも併設されているのですが、今回は気軽にテラスに面したミュージアムカフェへ。

 お子さまメニューもあり、娘は「これにする!」とニコニコ。私もお野菜たっぷりのスーププレートにしました。
 大きな窓がある眺めのよい席でランチをいただいたら、そのまま外に出て海沿いの遊歩道を少しお散歩しました。

 賑やかな遊び場やデパートもよいけれど、こんなゆったり のんびりした親子の時間が嬉しい。休日の雰囲気はまた異なるのでしょうが、人混みが苦手な私のような方にも(笑)おすすめのお出掛けスポットです。

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 今回は「香りのする展示がある」と聞いて興味津々だったのですが、その場に足を踏み入れた途端、昨年クリスマス用に作ったポマンダーにそっくりの香りが!
 びっくりして見ると、目の前には大きなネットに入った巨大な玉ねぎのようなもの(?)がいくつも天井からぶら下がっていました。

  説明文を読むと、配合されているのは丁子(クローブ)胡椒(こしょう)ウコン…なるほど~。
 「においがする!」「うん、そうだね~」 目をまるくして、まじまじと観賞する私たち。子どもにとっても、この作品は鮮明に印象に残ったよう。

 やっぱりアート巡りは面白い。五感を刺激し、「感じるこころ」を磨いてくれる愉しい時間なのでした。

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■開館時間
10:00~18:00(入場は17:30まで)
※特別展会期中の金曜日と土曜日は夜間開館 10:00~20:00(入場は19:30まで)
■休館日
月曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始(12月31日、1月1日)
メンテナンス休館(2014年1月2日~1月10日)
▼特別展観覧料 ※展覧会ごとに異なります。
フルーツ・オブ・パッション ポンピドゥー・センター・コレクション
会期:2014年 1月18日(土)~3月23日(日)
■所在地・お問い合わせ先
〒651-0073
神戸市中央区脇浜海岸通1丁目1番1号[HAT神戸内]
TEL:078(262)0901