2012年11月16日金曜日

秋のお散歩三昧

 秋は行楽シーズンだけれど、小さな子供がいる我が家はあまり遠出はせず、近場でお散歩やピクニックを楽しむことが多いです。

 お天気の良い日は水筒に温かいお茶を入れて、近所の公園や小さな庭園へ。四方を山に囲まれた片田舎で育った私は、緑が多くある場所へ来ると何だかほっとするのです。

 神戸の中心で生活する子供たちにも、身近にある小さな自然をいっぱい感じて欲しい。そう思っているので、ちょこちょこと色々な場所へ一緒に出掛けます。今は秋色に染まる木々の葉っぱ。オレンジや赤、黄色のグラデーションに見とれつつ、どんぐりを拾ったり、ベンチに腰掛けて休憩したり。

 この日は、菊花展が開催されている庭園へ。5月頃には『つつじ展』が有名なここは、近隣の方々にはちょっとした憩いのスペース。最近は色々なイベントが企画されていて、たくさんの人達で賑わっています。フリーパスを持っていれば、1年を通して美しいお庭が散策できるので嬉しい。

 入ってしばらく歩くと、園のシンボルでもある、樹齢500年と伝えられる大クスノキが。たくさんの菊の花々に囲まれて華やかになった園を、やさしく見守ってくれているみたい。樹木系の香りが大好きな私…思わず近づいて匂いを嗅いだり、触りたくなってしまう。
 そういえば、クスノキ科の精油はローズウッドやホーリーフ。ローズウッドのやわらかく甘い香りは、まったりしたい気分の時に。ホーリーフのやさしく爽やかな香りは、リフレッシュもしながらゆったりリラックスしたい時によく使います。ちょっと疲れを感じた時の、心の栄養に。

 綺麗に紅葉したモミジを観ると、秋ももう半ばだなぁ~としみじみ。あたたかな日差しを浴びながら、鯉がいる立派な池を覗いて楽しんだ後、石の階段を降りると…いつもの広場が大きな展示場になっていました。

 ベンチには赤い布が架けられ、祇園の贅沢なお茶席のよう。のんびりと腰掛けて、和菓子屋さんの美味しいほうじ茶と栗どらをいただきながら、娘とほっこりおやつタイム。花より団子?な私たちでした。

訪問したのは…
*『相楽園』