2015年6月5日金曜日

アロマセラピーの、その先に

 6月
 美しく色付いた紫陽花に目を奪われる朝



「アロマって、香りだけですか?」
以前、初めてお会いした方から
そんな風にたずねられた

その時は、問われている内容がつかめず戸惑ったけど
きっとその質問の意味は
「アロマは、よい香りを楽しむ為だけに使うもの?」
ということだったのだと思う
なるほど、なんて的を射た質問!

アロマ=香り
との認識で、勿論正しい

でも、決してそれだけではないという事実を
一体どれだけの人たちが知っているのだろう?

その延長線上にある「セラピー(療法)」と
それによってもたらされる、自分を含めた「大切な人たちの笑顔」と
そこからつながる、よりよい明日や未来への「希望」を

植物たちの香りが持つ力によってもたらされる、さまざまな恩恵が
真のアロマセラピーの魅力であるということを

現在の日本ではアロマは商業的な色合いが強く
化学的、人工的につくられた香りと混同されることも多い

ピュアでナチュラルな香りこそ、本来のアロマセラピーに用いられるべきものであり
心身にもたらされる効能、そしてその先に広がる本当の意味での喜びが
見落とされてしまっているのではないかと危惧するこの頃

でもだからこそ
精油の持つ本来のよさを繰り返し伝え、たくさんの方々に広めてゆくことが
アロマセラピーにプロとして携わる私達に課せられた使命であり
何よりの喜びなのだとも思う



しっかりと根を張っていれば
花も咲くし、鳥たちも来てくれる

勇気が欲しいとき、木はおおきな力をくれる
娘が選んだ絵本を読み聴かせながら、そんなことを想いだした

前へ前へとすすむ時間
いまを生きて、しあわせをいっぱい感じたい
大切な人たちが、今日も笑顔でありますように