2015年1月21日水曜日

未来のためにできること〜子ども防災ひろば〜 2015.1.17


 1月17日は、阪神間に住む人たちにとって特別な日。
 真っ暗な朝、空には静かに佇む月。
 1.17の文字が竹灯ろうで浮かび上がる東遊園地。
 5時46分に鐘が鳴り、私たちも自宅で黙祷を捧げました。

 
 「阪神・淡路大震災」から20年。私自身、直接被災はしていませんが、神戸に住んでいることもあり当時の様子を見聞きする機会が多くあります。
 「配給のパンをもらうのに、何時間も歩いた」と教えてくれた学生時代の友人たちや、「いつ平和な生活に戻れるのかわからずに、車の中で泣いた」という知人の話を耳にすると、当たり前と思っている日常が一瞬にして変化する災害の怖さに息を呑みます。
 でも。
 いつ来るかわからないそればかりを恐れて不安な毎日を送る必要はなく、過去の貴重な経験から学び、よりよい未来へと活かしてゆくために、「今」を大切に生きることが大切なのでしょう。
 「いま、ここにいる」ことこそが 何よりのしあわせなのだから。
 

 今年は節目の年。そして土曜日ということもあり、色々な場所で震災・防災関連の式典やイベントがありました。
 日が昇り気持ちよく晴れた朝、子どもたちを連れ「ひょうご安全の日のつどい」の一環である「子ども防災ひろば」のイベントへ出掛けてきました。
 
  
 ユニークな防災&サバイバル体験プログラムをスタンプラリーで回り、景品がもらえるガラポンにチャレンジします。

 「面白そう!」「何からする?」

 まずは消火器訓練から。使い方を教わり、ストラックアウト感覚で放水しカエルをひっくり返して消火します。みんな上手!

 「防災迷路」もありました。
 迷路のどこかに閉じ込められている家族がいるという設定で、それぞれカードを取って来てゴールするというもの。
「あった!あった!」「見つけたよ〜」
 広くて、行き止まりの箇所もあり、楽しそうに参加していました。


 途中、本格的なお抹茶の振る舞いがスタンプラリーのひとつになっていたのでほっと一息。「おいしいね〜」やさしい口当たりのお抹茶が、寒さで冷えたからだをあたためてくれました。


 館内で開催されていたのは「応急手当」を学ぶワークショップ。
 身近なものを使い、目の前で怪我をしている人を手当てするというもの。

 ハンカチやネクタイを包帯に、新聞紙を支えにすると簡易でもしっかりとした手当になることを知りました。
 カードを使い防災グッズの使用方法を考えたり、材木を使ってパンダを救助する体験をする場所もあり、家族で楽しみながら防災について学びました。



 その後鑑賞した「3匹のこぶた」の人形劇も、災害をテーマにしたストーリー。
 「どうしよう、どうしよう」「慌てない、慌てない」のやりとりが面白く、印象に残りました。

 子どもたちは小学校や保育園でも防災訓練や防災に関することを多く教わってきます。 「じしん(地震)のときは、おうちが、ぐちゃぐちゃ〜ってなっちゃったんだよ」
 「そうだね、だから、いつも気をつけておかなくちゃね」
 小さな子どもにも、ちゃんとメッセージが届いているのだなぁ。


 その後、JICAの食堂で昼食をいただきました。特別メニューとしてあったのは、災害が起こった各国の料理を組み合わせたランチ。辛いときに国境や国籍を越え助け合う心が、殺伐とする気持ちを癒し支えてくれますように。

 
 ふと見ると、震災から15年目に製作されたドラマのポスターが貼ってありました。実際に震災を経験した俳優さんたちが登場し色々な場所で上映されているこの作品を、成長した子どもたちといつか一緒に観たいと思っています。
 
 今度は「防災訓練」に親子で参加したいな。
 その前に、防災リュックの点検をしておかなくちゃ!
 大人も、子どもも、感じること 学ぶことの多い有意義な一日でした。


人と防災未来センター
〒651-0073 兵庫県神戸市 中央区脇浜海岸通1−5−2